ネクスガードって何なの?

愛犬のお薬

ネクスガードスペクトラについて

春になると飲むあの高級オヤツ。ネクスガードってなんでこんなに人気あるのか調べ記事にしました。

ネクスガードスペクトラは、フィラリア症予防と、ノミ・マダニ・おなかの虫(犬回虫、犬小回虫、犬鞭虫、犬鉤虫)の駆除が1粒でできるお薬です。

それぞれに対しての高い駆除効果と、迅速な駆虫のため、多くの動物病院で用いられています。

チュアブルタイプでおいしく愛犬が食べられることも特徴ですね。

成分は、ミルベマイシンオキシム(フィラリア、消化管内線虫に対して、麻痺を生じさせ駆虫)とアフォキソラネル(昆虫やダニ類にのみ有効な神経伝達を阻害して駆虫)となっています。

ネクスガードスペクトラが出るまでは、フィラリア症とノミ・マダニ駆虫薬は別々に処方されていました。

前者は飲み薬、後者は背中に塗布する薬が一般的に用いられていたため、毎月1回、2つの薬を投与することが手間であると感じる飼い主さんも多くいらっしゃいました。

結果として、フィラリア症のみの予防を行う飼い主さんが多くいた印象です(ノミ・マダニ予防はされない方が多かったです)。

飲むタイプのノミ・マダニ駆虫薬もありましたが、おいしくないこと、また高確率で投与後の嘔吐が見られたために、外部寄生虫の駆虫が推進されない現実がありました。

(のちにチュアブルタイプのノミ・マダニ駆虫薬であるネクスガードが販売され、これによりおいしく飲んでくれる愛犬が増えました。)

そこで、出てきたのがこのネクスガードスペクトラ。

1粒飲むだけで、犬につく寄生虫の予防がまるっとできるということは、とても手軽で画期的なことでした。

ただ、出始めのころは今に比べると値段も高く、「続けていくことが難しいな…」という飼い主さんもいらっしゃいました。

最近では、同系列の薬も出たため、競争により多少値段が抑えられたことや、「愛犬の予防をしっかりしよう!」という飼い主さんの意識の向上などもあわせて、多くのワンちゃんたちが服用しています。

 

ネクスガードスペクトラの副作用

もちろん、どの薬もそうですが、副作用を生じる可能性があります。

まれにみる副作用としては、下痢や嘔吐、食欲不振と言った消化器症状、かゆみが見られることもありますね。

ほとんどの場合には、一過性のものであり、経過を見ていると良化することが多いですが、薬を飲んでからいつもと違った症状が出る場合には、動物病院に確認した方がいいでしょう。

また、この薬に限らずとも、間違って複数個飲んでしまうこともあります。

1個程度多く服用してしまうことで大きな副作用が出る場合は少ないですが、こちらも主治医の先生に確認してみてくださいね。

ネクスガードスペクトラは適切に使おう

大きな副作用もなく、手軽に寄生虫の駆虫ができるネクスガードスペクトラ。

一般的に、フィラリアの薬を処方する際には、体の中にミクロフィラリアというフィラリアの子供がいないかどうか?血液検査でチェックをしてから処方されます。

検査なしに飲んでしまうことで、大量のミクロフィラリアが死んでしまい、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるからです。

そのため、毎年春ごろの飲み始めの時期には、必ず動物病院で診てもらうようにしましょう。

飲み忘れや「部屋の隅っこに吐き出していた!」なんてことも多いですので、毎月確実に飲んでいるかどうかは、確認するようにしましょうね!

 

 

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